こんにちは。『社会福祉士相談所 LOVE』代表の田村 遊と申します。
『社会福祉士相談所 LOVE』は、2024年4月に開設した、個人事業所です。
突然ですが、当事業所代表は、社会福祉士ではありますが、脳性麻痺を有する身体しょうがい者でもあります。また、発達しょうがいグレーゾーンの当事者でもあります。
そのような事情も影響してか、いわゆる「福祉(社会福祉士)の仕事」とはなかなかご縁が得られず、特別養護老人ホームでの生活相談員補助兼事務職員の経験が3年程あるのみです。また、成年後見人として2年程活動したこともあるのですが、支援関係者との連携に課題があり、辞任してしまったという苦い経験もあります。
どうも私は、雇われて社会福祉実践を行うということは、絶望的に不得手なようです。その機関や事業所が社会福祉関係施設である以上、「全てはクライエントのために」という意識は当然にあるはず。
でも同時に、経営的な視点であったり、多数のクライエントに対して公平に接すること、現状の人員体制で可能な支援の限界点、法定事業所としての規程・基準、労働関係法規を遵守すること、等々…。「全てはクライエントのために」という福祉人として最も大切なこと以外にも、本当にたくさんのことを同時に考え、現状で最適なバランスを考えて実践を行う必要があり、結果として、「全てはクライエントのために」という、福祉人として最も大切なことを必ずしも「1番」に考えた実践ではないような実践を行わなければならないこともある。むしろ、その方が圧倒的に多いのかもしれない…。
それがどうしても耐えられなかった当事業所代表が、辿り着いた答えが、
①労働基準法の適用を受けない経営者になり、自ら実践を行うこと。
②法律に規定されていない事業所(社会福祉士相談所)を開設すること
でした。
当事業所代表にとって、「1日に何時間働いた」とか、「最低週1日の休日が取れた」とか、「何時まで対応した」とか、そんなことは一切関心がありません。社会福祉士相談所として、常に1番に考えていたいことは、「全てはクライエントのために」それだけで良いのです。そして、多くのクライエントにとっても、事業所が閉所している時間帯や、担当支援者が不在の時は、1人で孤独・孤立(生き辛さ,しんどさ)に耐えているという現実もあると思います。
でも同時に、事業者に雇用されて社会福祉実践をされている、多くの社会福祉専門職にとってはそれがムズカシイことなのかもしれません…。そんな時は、どうぞ、遠慮なく当事業所にご相談下さい。当事業所に頼って下さい。「縛り」が少ない個人開業社会福祉士相談所として、ケースに合わせて柔軟に対応させて頂ける場合もあると存じます。
当事業所代表は、かなり独特の考え方をもった変わり者…。かもしれません。でも、「香川県で社会福祉の支援を必要とする方々の力になりたい」という想いを持って日々実践に奮闘されている方々となら、きっと手を取り合い、連携できると確信しております。