こんにちは。「社会福祉士相談所 LOVE」です。
最近、いわゆる「(障害者の)親なき後」に関する調査結果が多く取り上げられていますね。
○障害のある人の暮らしと家族の健康・暮らしの調査【概要】(全国障害者の暮らしの場を考える会)
○障害者の「親なき後」に関する意識・実態調査(日本財団)
全国障害者の暮らしの場を考える会さんの調査では、親なき後に不安を感じている割合は90.2%。日本財団さんの調査でも85.5%と相当な高率になっています。
当事業所代表は、例えば住まいの場探しや資金の確保等の具体的な準備・対策以上に大切なことは、「本人や家族に、継続的に関わってくれる支援機関(者)と繋がること。」と考えています。
願わくば「その時」が来ないで欲しい。それがムリなら「その時」は出来る限り遅くやってきてほしいけれど、そればっかりは誰にも判らない。一生懸命、将来に向けて資金を工面している途中で、或いは住まいの場を探している途中に、「その時」がやってきてしまうかもしれない…。また、支援機関と繋がっていても、入所施設やグループホームの空きがなく、現時点では入所出来る施設が見つかっていなかったり、資金面も含めた将来設計が立ちきっていないということもあるかもしれない…。
そんな時に支援機関と繋がっていなければ、本当に1人ぼっちで、SOSを出すことも出来ず、最悪の事態になってしまうかもしれない…。けれど、支援機関と繋がっていれば、タイムリーに、良い意味での「適当な」(計画外の臨機応変な)対応が出来る可能性がある。
その支援機関は勿論、基幹相談支援センターやサービス提供事業所でも良い。但し、そういった法定の事業所は多くの場合、土日祝や夜間は閉所している場合が多い。また、利用回数等に上限がある場合もある。
当事業所(社会福祉士相談所 LOVE)は、完全予約制ではあるけれど、開所時間を定めていないので、土日祝や夜間であっても必要に応じて対応させて頂くことが可能です。何より、いわゆる「相談」は予約制ですが、既に当事業所と繋がっている方から連絡を頂いた際、緊急性が高い場合は、「今から直ぐにそちらに向かいます。」ということも可能です。必要であれば、毎日訪問することも行います。唯一の条件として、「相談者が香川県内在住の方」というのがあります。県外の方は申し訳ありません。
そして、当事業所は「自立支援」を重視致しません。
何故ならば、当事業所の基本的な考え方として、「人は本質的に自立したいと望んでいる」と考えているからです。
でも、現実には、「この方の能力なら自分で容易く出来るはずなのに、何故か頼ってきて(依存的で)自ら自立しようという意欲が感じられない。」と見受けられる方に出会うことも多いかもしれません。過度に頻回な支援を求めるというケースも多いかもしれません。そんな時、多くの支援者は「良かれと思って、あえて突き放す。」というような対応を行いがちですが、当事業所は、間違っても突き放す対応は行いません。
本質的に自立したいと望んでいるはずの人が、依存的になる理由は、「『不安』だから」。これに尽きると、当事業所代表は考えています。
そして障害のある方は、障害種別を問わず、『不安』になり易いのではないかと、当事業所は考えています。理由としては、
○障害ゆえに幼少期から長期の入院生活を強いられる場合も多く、養育者との継続的な情緒的関係を築きにくい。
○障害特性ゆえの「育てにくさ」から、養育者から否定的・叱責的な言葉を掛けられる場合も多い。
○養育者や教師、支援者から、「このくらいのことが出来るようにならなくてどうするの。」とか、「これが出来ないのなら、あなたが希望する道に進むことは出来ないよ。」等の否定的な言葉を掛けられる場合が多い。
○全般的に「経験不足」である場合が多く、「知らない」「解らない」「経験がない」ことに遭遇しやすい。
等が挙げられると思います。なので、表面上の依存的欲求を可能な限り、受け止め、状況に応じて、「ここまでは自分でやってみましょうか。」とか、「○分間だけ頑張ってみましょうか。」というような「提案」的な言葉を掛け、自分でやろうとする姿勢や、一定時間頑張れた事実を都度きっちりと言葉にして評価することで、安心と自信を育んでいけば良い。そうすればいずれ必ず、「勝手に自立して歩き出す」。当事業所はそう考えています。
「親側」が先走って具体的な準備をするよりも、継続的に関わってくれる支援機関と繋がる事、今の本人を最大限肯定すること(そうすることで結果として本人の能力を高めておく)その2つに力を注いでほしいと思います。


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