当事業所初めての相談対応

 こんにちは。「社会福祉士相談所 LOVE」です。

 世間では年末と言われる時期ですが、本日当事業所を開設してから初めて、相談対応をさせて頂きました。

 詳細を記すことは出来ませんが、当事業所は「実践報告」を記すことも社会福祉士相談所として大切なことと考えておりますので、クライエントの書面での同意を得たうえで、概略だけ記します。

 主訴としては、クライエント自身の転職や、ご家族の不慮の入院等々、いろいろなことが重なり、どうにか生活は維持できているものの、ご家族の入院費用やご家族が利用されている福祉サービスの利用料を捻出することが厳しい状況になった。というものでした。

 クライエント自身が、介護職として長くキャリアを築かれてきた方であり、「生活福祉資金貸付制度」のことを認識されていたものの、曰く「制度があることは知っていたけれど、細かいことはわからない。」とのことで、その制度のことや、(念のために)生活保護制度のことをお伝えさせて頂きました。

 当事業所職員もこれまでの実践経験でそれらの制度を実際に活用したことはなかったため、支援依頼を受けてから今日までの間に改めて県社協が公開している案内チラシを確認して、本日の相談対応を行わせて頂きました。

 とはいえ、時期は年末。年が明けて社協や役所が開所するまでは実質身動きが取れないのだけれど、逆に今の時期にクライエントと面接しておくことで、年明けに役所が開所したその日に即動くことが可能になるので、その点は良かったと感じています。当事業所が「閉所日(時間)を定めない」としていること、正直しんどいこともあるかも(第1号の相談依頼が年末とは想定していなかったけれど 笑)しれないけれど、やっぱり間違ってなかった。良かった。と思えました。

 年明けの開所日に、当事業所から市社協に、審査結果が出るまでの期間や必要書類、予約の要不要等を確認して、クライエントにお伝えさせて頂くことをお約束させて頂きました。

 私たちの実践の多くは、直ぐに「解決」できない内容であったり、最初の1,2回の相談は特に目に見えた成果ということは出ない場合が多い。今回のクライエントにしても、今日の時点では何一つ解決してあげられていない。

 だけど、クライエントの方から、「LOVEに相談したことで、次の見通しが立ったし、社協への問い合わせをお願い出来る事で、自分は入院している家族の対応等、社協とのやり取り以外のことに注力できるから、それだけで助かる。」と言って頂けたこと、有難かったし、間違っていなかったと思えました。

 これから、このクライエントとは長い関わりになっていくと思いますが、背伸びせず、誠実に寄り添って伴走支援を行っていきたいと思います。

 いくら課題が発生したとはいえ、年末にわざわざ時間を作って相談に来て下さったことにも感謝致します。ありがとうございました。

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